人間の知識と力は一致する。原因を知らなければ、結果を生み出すこともできない。

知識は力なり

「知識は力なり」(Ipsa scientia potestas est)フランシス・ベーコン

経験によって得られた知を実際に力にしていくことが重要なのだという意味を含んだイギリスの哲学者「フランシス・ベーコン」の格言。自然法則を充分に知り、経験をたくさん積み、それを使って自然を支配していけば、人間の世界は豊かになると考えた。

思い込みや先入観を取り除く

まずは思い込みや先入観を取り除かなければ、知性が惑わされ、真理は把握できないとした。ベーコンは先入観や偏見をイドラ(偶像)と呼び4つに分類している。

出典:哲学用語図鑑p102

 

1.人間の思い込み(種族のイドラ)

人間という種族に固有の思い込み。感情によって知性が惑わされる。遠くにあるものが小さく見えたりする。目の錯覚(フィック錯視)など

2.個人の思い込み(洞窟のイドラ)

狭い洞窟に入り組んだように、個人の狭い事情で生まれる思い込み。自分がそうだから、みんなも同じだと思いこむこと。

3.言葉の思い込み(市場のイドラ)

市場で聞いた噂話やネット上の書き込みなど、言語による思い込み。噂話を信用する。

4.権威の思い込み(劇場のイドラ)

有名人の言葉や人気番組の情報など、権威による話をうのみにする。えらい人の言うことは全て正しいと思い込むこと。

観察と実験をくり返す

ただ考えるだけでは、思い込みに縛られてしまう。もっと客観的に眺めて、思い込みではない、事実を集めよう。そして自分の考えを正解だと決めつけず、何度となく実験してみよう。観察と実験をくり返すことで、少しずつ真理に近づいていこう。ベーコンは、そう考えたのです。

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